エールオブジェ妙に長い砂浜が、隣の県の浜松から渥美半島の先端まで続いている。豊橋市の太平洋に面した南端もその一部だ。このあたりは表浜海岸と呼ばれ、放虎原の家から歩いて15分の距離にある。……海岸へ下りる道は急な坂で、途中で五回ほど引き返したくなったが、幸い諦めずに済んだ……。私は砂浜の向こう側にある白い物体へ向かって歩いた。それは高さ3メートル以上の壁状のインスタレーションで、スライスした食パンを地面に立てたような形をしている。さらに目を引くのは、壁面に漫画の吹き出しのような雲形の穴が開いており、そこから向こう側が見えることだ。
出典:Anitabi問題を報告