岐阜駅私は駅前でギターを弾いて歌おうとしていた。学生の登校時間や社会人の出勤時間にやると周囲に迷惑がかかるので、人通りが少なくなった昼間だけ、駅前でギターを弾いている。仕事が休みの日は、いつもこうして昼間を過ごしていた。——《六百六十円の真実》 第一章 While my guitar gently weeps/学生服がちらほら見える人混みの中を抜け、二階建ての、あまり立派とはいえない駅舎に入り、入口左手の「ミスタードーナツ」に向かった。——《安達と島村》 未来FISHING/大都市に比べると、この駅の利用客はずっと少なく、しかも平日の昼間なので、いっそう閑散としている。両親のどちらかから、駅周辺は昔に比べて人通りがずいぶん減ったと聞いたことがある。——《少女妄想中》 見つめる君を
出典:Anitabi問題を報告