駅の階段の前を通ったあと、駅構内の小さなドラッグストアの前で足が止まった。「ここで何をするの」と尋ねても、彼女は笑うだけで、中に入って……何なのか分からないものを買い、絆創膏も買うと、そのまま別の場所へ私を連れて行った。今度着いたのはトイレだった。トイレくらい自分で行けばいいのにと思ったが、彼女は手を離さず、洗面台の前まで私を引っ張っていった。何をするつもりなのか戸惑っていると、彼女は黙って私の手を洗い始め、水流と細い指先で丁寧に傷口の異物を取り除いてくれた。小さな傷が清水に浸かると、電流のような痛みが一筋ずつ走った。——『那个与人拥吻的女孩是我的初恋』『水池海沼』
出典:Anitabi問題を報告